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小沢氏、多忙なのに碁… 一変「聴取日」指定(産経新聞)

 「政界の最高実力者」と呼ばれる小沢一郎氏と「国内最強の捜査機関」といわれる東京地検特捜部が23日、対峙(たいじ)した。現職の与党幹事長に対する異例の聴取までには、激しい駆け引きがあった。

 昨年3月に西松建設の違法献金事件で小沢氏の公設第1秘書、大久保隆規容疑者(48)を逮捕した際にも、特捜部は小沢氏の聴取を検討したが、「秘書の犯罪」と判断して取りやめた。

 特捜部は今回も早くから小沢氏本人の聴取を検討。大久保容疑者を任意聴取し、ゼネコン担当者からも一斉聴取を始めた今月5日、実際に聴取を要請した。西松事件と今回の事件の性質が異なるとみたからだ。

 しかし、小沢氏は要請を拒んだ。「多忙」が理由だったが、10日には20歳の名人と囲碁に興じた。12日の記者会見では故意の違法行為を否定。「弁護士などを通じて事実関係は包み隠さず話している」と聴取に応じる必要がないとの思いをにじませた。

 こうした態度に業を煮やしたのか、特捜部は13日、小沢氏の個人事務所などを家宅捜索、15日には石川知裕容疑者らを逮捕した。

 小沢氏は翌16日の党大会で「納得できない気持ち」と強制捜査を批判。そんな対決姿勢は、安田好弘弁護士らを石川容疑者の弁護人に付けたことにも表れた。安田弁護士はオウム真理教の麻原彰晃死刑囚や山口県光市の母子殺害事件を担当した著名な“人権派”。関係者らの間では「石川容疑者は安田弁護士の指示で一度も調書にサインしていないのではないか」という話もささやかれている。

 「説明責任」の批判が広がる中、小沢氏は19日に聴取応諾を回答。「23日聴取」の意向は事前に小沢氏側からもたらされ、異例続きの聴取となった。

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